1964年の東海道新幹線開通から50年以上が経ち、北海道から九州まで各地に新幹線網が拡がりました。Jリーグ56クラブのうち、新幹線駅がある都道府県に存在するクラブは、なんと43クラブ。2020年のJ1で見れば15クラブのホームタウンが存在する都道府県に新幹線駅があるのです。運行本数も多く、ある程度の距離であれば、最も気軽な交通手段と言えるでしょう。
ここでは、アウェイゲームに行くための手段、【新幹線で行く場合】について、解説したいと思います。
メリットとデメリット
新幹線を利用してアウェイ遠征に行く場合のメリットとデメリットです。
まずはメリットから。
- 速い 移動時間が短縮できる
- 運行本数が多く、予定が立てやすい
- 天候に左右されにくい
一番のメリットとして、移動速度の速さ、所要時間の短さが挙げられます。
在来線や自動車と比べて速く、東京~名古屋間、東京~仙台間ともに1時間40分程度で移動することができます。疲れて寝たら、起きたころには目的地到着です。
また、新幹線駅は都市部にあることが多く、スタジアムへの移動も時間があまり掛からないのがメリットになります。
運行本数が多いため、試合の前後に観光やグルメを楽しむなど柔軟に予定が立てられますし、運行時間帯も朝6時から夜の12時までなので、試合の時間によっては日帰りも可能です。
天候が悪い場合に欠航する飛行機と違い、悪天候でも運行するのが新幹線の強みです。もちろん、台風などの場合は新幹線も運転を見合わせますが...
次にデメリットです。
- 運賃が高い
- 時間が決まっている
高速で移動できる分、運賃が高いのは仕方がないのかもしれません。
また、人数分の運賃が必要なので、家族で行く場合は、結構な金額になります。
長期休暇の時期や週末でも三連休などの時期は、旅行する方も多く、指定席が取れないということもあります。指定席は1か月前から買えるので、新幹線移動を考えている場合は、早めに計画を立てましょう。
公共交通機関なので、出発時間や終電の時間が決まっています。乗り遅れた場合は最悪、現地での宿泊も考えなくてはなりません。
費用
新幹線でアウェイ遠征に行く場合に掛かる費用について見ていきましょう。
・乗車券代、新幹線特急券代
いろいろな費用が掛かる自家用車と違い、切符代だけで済むのが公共交通機関です。ただ、自宅から新幹線駅までの交通費やスタジアム周辺の交通費が別途必要になります。
2020年5月20日から、東海道・山陽・九州新幹線では特大荷物(3辺の合計が160cmを超えるもの)を車内に持ち込む場合は、特大荷物スペースつき座席の事前予約が必要になります。事前予約が無い場合は、1,000円の手数料が必要になるので注意が必要です。
詳しくは以下をご覧ください。
特大荷物スペースつき座席 事前予約|JR東海
新幹線運賃にも、お得なきっぷや各種ツアーなどの割引があります。
また、株式上場しているJR各社(北海道新幹線以外)の株主優待券を利用することで1~5割引で新幹線(在来線特急等も利用可能)に乗車することができます。
今回は、新幹線でアウェイ遠征に行く方法をご紹介しました。
日帰りで応援に行くもよし、泊りで観光も兼ねた遠征に行くもよし。交通網が発達している日本では、アウェイ遠征に行く場合もいろいろな選択肢があります。時間や費用と相談して少し遠くまで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。